こんにちは、今日は日商簿記2級の最短合格法について伝授します!
ちなみに、日商簿記3級を取ってて、基本的な簿記が分かっている状態からです。
日商簿記2級は、合格まで時間がかかると言われている資格試験の1つで、200時間~300時間必要だとも、言われています。確かに、テキストを見ると分厚く、勉強し始めた時は、気が遠くなる気がしました、、、。
しかし、結論から言うと、
を目指せると思います!
ちなみに、日商簿記3級は2週間弱(20時間)ほどで合格しており、簿記の基礎知識がある状態での挑戦でした。
この記事では
- どのようなスケジュールで勉強を行えばいいのか
- どの参考書や問題集を使えばいいのか
- 時間がないけど、簿記2級を合格したい
- 合格するには、どこに注力すれば良い?
こんな悩みを抱えた方々に、読んでほしい記事です。
私は、日商簿記3級を2週間弱(20時間)で合格した後に、日商簿記を独学で勉強し始め、計60時間ほどで、簿記2級のネット試験で合格できました。
やはり、初めは、簿記2級を独学で最短合格するために、どんなスケジュールで、どんな勉強法でするのかよくわからず、情報収集に時間がかかってしまいました。
そこで、今回はみなさんに自ら生み出した最短合格法を教え、時間のない方々の助けになればよいと思っています。
日商簿記とは
まず初めに、日商簿記2級の基本情報を確認します。簿記2級とは、、経理や会計の仕事に役立つ以外に、ビジネスパーソンや就職活動中の学生なら誰でも取得しておいて損のない人気資格です。企業の経営状況を把握・分析できるレベルの知識が習得できます。簿記2級は、簿記3級の範囲である商業簿記以外に、工業簿記の問題も入ってくるため、難易度は上がります。
試験科目:商業簿記(3問)+工業簿記(2問)
試験時間:90分
試験方式:統一試験(年3回)、ネット試験(いつでも)
受験料:4720円
※ネット試験の場合、別途事務手数料550円(消費税込)が必要
合格基準:70%以上(100点満点)
このように、満点を取る必要はなく、70点以上の効率よい得点を取ることを目指すことが必要です。
試験科目についての詳細は、
問題 | 内容 | 配点 |
第一問 | 商業簿記仕訳(5問) | 20点 |
第二問 | 【頻出論点】連結会計、株主資本等変動計算書 | 20点 |
第三問 | 【頻出論点】損益計算書、貸借対照表、本支店会計 | 20点 |
第四問 | 問一:工業簿記仕訳(3問)問二:個別原価計算、総合原価計算、部門別原価計算 | 28点 |
第五問 | 【頻出論点】直接原価計算、標準原価計算差異分析 | 12点 |
商業簿記60点、工業簿記40点の配点となっています。
ここで、覚えててほしいのが、
そのため、第1の仕分け問題と、第4、5問の工業問題の満点を狙い、合格基準に達することが最短合格への道です。
また、統一試験の合格率としては、回によってバラバラで、直近は以下のようになっています。
回 | 受験者数(申込者数) | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
165(2023.11.19) | 11,572名 | 9,511名 | 1,133名 | 11.9% |
164(2023.6.11) | 10,618名 | 8,454名 | 1,788名 | 21.1% |
163(2023.2.26) | 15,103名 | 12,033名 | 2,983名 | 24.8% |
しかし、ネット試験の合格率を見てみると、2022年4月~2023年3月で37.1%、2021年4月~2022年3月で38.1%となっており、それぞれ同じ期間内に3回ずつ行われている統一試験の合格率平均を上まわっています。
このような点から、現時点ではネット試験のほうが合格しやすい状況となっており、断然ネット試験での受験をお勧めします。
参考書
結論から言うと、参考書は、以下の4冊(商業×2冊、工業×2冊)だけで合格できます。
「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級」もTAC出版が出している定番テキストであり、フルカラーでイラストも多く、初心者でも読みやすいため、大変分かりやすいです。問題集が別売りのため、計4冊必要ですが、問題を多く解き、慣れることが必要であるので、買うのが良いと思います。また、模擬試験が3回分もついているので、買っておいて損はないです。
参考書
- みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商簿記2級 ¥1650
- みんなが欲しかった 簿記の教科書 工業簿記2級 ¥1650
問題集
- みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商簿記2級
- みんなが欲しかった 簿記の問題集 日商簿記2級
合格までの勉強方法
まず、勉強フェーズとして、3つに分かれていて
-
インプットと軽いアウトプット(30時間)教科書を読みながら、その教科書の基本問題を解く時間です。教科書の章末問題を2回解くので十分です。1回目は、深く理解することに時間をかけるよりも、まず1周することを目標としてください。(商業簿記12時間、工業簿記8時間の割合です)2周目は、章末問題だけを解いていき、つまづいてしまった時だけ、教科書を読みましょう。(商業簿記6時間、工業簿記4時間)
-
練習問題のテキストをひたすら解きます。ここも問題を2回解くので十分です。間違ったところを教科書で復習しましょう。アウトプット(25時間)
-
練習問題についている模擬試験を時間(90分)を計って、解きましょう。教科書を2冊買うと6回分ついてくるのですが、3回ほど解けば、出題傾向と解き方が分かり、合格できるでしょう。間違った問題の復習は大切です。模擬問題(10時間)
ここで大事なのは、いかに問題に慣れるのかということです。出題傾向や解き方を学ぶのが大切であるので、インプットに時間をかけるよりは、インプットしながらすぐに問題を解くアウトプット重視で勉強を進めていくのがコツです。また、傾向を掴むことで、何度も出てくる問題への対策が大事です。また、必ず、工業簿記で出題されるパターンを把握し、満点合格を狙えるくらいには慣れておくことが大切です。
ただ時間を空けると、解き方を忘れてしまうので、3週間のうちに、70時間ほどの勉強時間(平日3時間、土日6時間ほど)をとり、短期集中して勉強するほうが効率よく合格できると思います。
合格までの具体的なスケジュール
具体的なスケジュールは、
1週間目(day1~day7)
5日くらいで終わらせ、工業簿記の1周目に入ってください。商業よりも、範囲が少ないため、あまり時間をかけないようにしましょう。3日くらいで、1周を終わらせ、商業簿記と工業簿記の2周目に入りましょう。
2週間目(day8~day14)
3週間目(day15~day21)
試験当日は、間違えやすい問題だけ復習をしておきましょう。あとは、いつも通り挑むだけです!
まとめ
以上のことから、日商簿記2級は3週間で合格できます!
ただし、短期集中して、まとめて時間をとることが必要なので、朝や夜の時間を効率よく使うことが大切です。小さな隙間時間も、勉強することで、もっと効率よく最短合格に近づけると思います!
モチベーションを絶やさずに、頑張りましょう!
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