理系女子が大学院に進学するメリット(旧帝大現役院生が実態を教えます)

 

理系学生の誰もが、「大学院に進学するか」や「学部卒で就職するか」で悩んだことがあると思います。

 

結論から言うと、私は大学院に行くべき!だと思っています。

 

 

しかし、最近では、就職難などの問題で、大学院に行くと就職がしづらくなることや、逆に大学院まで行くと、企業から好印象などと、色々なことがささやかれていますが、実際に経験しないと分からないことだと思います。

しかも、女性であればなおさら、院に行くと社会に出るのが遅れ、婚期を逃すのではないかと悩むことがあるでしょう。

 

 

そのような、理系女子(リケジョ)の

 
 

大学院に進学して研究内容を深めるべき?

学部卒で、就職するべき?

 

そんなお悩みを、この記事で解決します!

この記事では、大学院に行くメリットをお伝えします。このメリットを将来の選択に役立てれば良いなと思っています!

自分が学生の時に知りたかったことなども書いているのでぜひ、読んでみてください。実際に、私が経験した旧帝大の理系女子院生の実態をもとに、お伝えします。

大学院に行くか悩む男性にも、関連する記事なので読んでいて損はないです。

そもそも大学院とは?

大学院とは、大学の学部の上級機関となる研究科のことを言います。
例:工学部であれば、工学研究科、農学部であれば農学研究科

 

幅広い科目を学ぶ学部生活とは異なり、より専門知識のみを学ぶ教育機関です。

また大学院は2年間学ぶことで、修士という学位をもらうことができ、学部卒の学生とは学位がまず違います。

院卒業後、3年もしくは4年学ぶことで、博士号という学位をもらうこともできます。博士まで行くと、より分野の専門性が高くなり、研究者としての道を歩むことがほとんどです。

実際に大学院って、どんなことしている?

実は大学院には、一人一人専門の研究室を選び、教授をトップとする小さな社会だと思います。

イメージとしては、若い人の多い会社みたいな感じです。先輩が上司で、教授が社長で、助教や准教授が専務といった感じです。

なので基本、先輩が後輩に教える方式で、上下関係もありますし、社会人としての最低限のマナーもあります。

私は、大学院に入って一番驚いたことが、大学生のノリでは済まされないということです。

教授は実際社長であるので、教授に言われたことを、先輩に教えてもらいながら結果を出します。いい加減に、過ごしていると、きちんと過ごしている人に嫌われます。

間違えても、

大学生が2年伸びる~みたいなイメージでは大学院にはいかない方が良いと思います。ほとんど、小さな社会人のイメージです。

 
 
 
 

大学院進学のメリットとは?

 

1、高い専門性が身に付く

大学院は、学部生の時とは異なり、自分の好きな分野の専門的な研究が2年間もできるため、他に人にはない高い専門性が身に付きます。

また、2年間学ぶことで、専門知識と、研究能力を向上させることができます。

好きな分野で、研究に没頭したい人には、楽しい時間だと思います。「もっと知見を深めたい!」「より詳しく勉強したい!」人にとっては、最高の環境です。

また、その分野で学会に出ることや、教授同士との繋がりで、分野に関連した有識者の人脈も広がるメリットもあります。

 

2 就職先が広がる

そもそも、理系で、企業の技術職や研究職の就職を考えているのならば、修士以上の学位を持っていないと、その職に就けないことが多いです。

もし、企業の技術職、研究職への道を1ミリでも考えているのならば、大学院に行った方が良いと思います。

また、大学の研究者としてのキャリアを考えているのならば、修士号・博士号を取得する必要があるので、大学院進学により就職先の幅は、広がります。

 

3、自分が成長できる

実際、私が大学院に行って良かったと1番思うのは、「自分が成長できる」部分だと思っています。

おそらく皆さん、大学院のイメージとして、研究することで、専門的な知識が身に付くことは想像できている人は多いと思います。

 

しかし研究活動には、専門知識身に付く以上に、自分を成長できる力が色々と身に付くと思っています。

研究活動は、自分でPDCAサイクルを常に高速で回し、論理的思考力が向上します。ここは、実際企業側も、大学院生として期待している部分です。

実際に、自分も2年間院で学んでみて、論理的思考力や研究活動への計画力、また教授に結果を発表する際のプレゼン能力が向上したと実感しました。

 

 

他にも、大学での研究は、初めの頃は失敗ばかりなので、忍耐力情報を自分で収集して結果を導く力なども培われたと思っています。

研究により、自分を成長させる力は多く身に付くと思います。

 

4、小さな社会を経験できる

先ほども述べたように、大学院の研究室は小さな社会です。

また一人一人学生ではありますが、教え教わる関係でもあります。

 

先輩から教わる立場の時は、どういう気持ちでどういうことを考え教わるのが良いをのか、教える立場の時は、どう教えれば後輩育成に繋がるのか、大学院まで行くと、周りも小さな大人ですので、みんな考えます。

小さなことではありますが、教わるときにメモを取るのは、自分にとっても相手にとっても良いことだと気づきました。(教わったこと普通に忘れますし、先輩に聞いていいのは、2度までだと思っています。また、メモを取っている姿を見ると、熱心な後輩だと感じ教え甲斐もあります。)

 

 

 

また、社長である教授とも関わります。やはり、報連相(ほうれんそう)は大事ですし、いかに端的に相手に自分の考えを伝えるのかなども学びました。教授は忙しいですので、あまり時間がとれません。

 

このような社会的に基本的なマナーを大学院で、学べたことは、他の学生との差がつくメリットだと思います。今思うと、学部生のまま、社会に出てると、先輩に怒られるし、嫌われるぐらい、学生のノリで生きていました。学生のノリを、忘れ、成長できる良い環境です。

 

上下関係、社会人としての気遣いも学ぶことができる事もメリットだと思います。

 

5、婚期は遅くなりそうだが、夫のレベルが上がると思う

ここは、リケジョに向けた意見で、今自分が思っていることなのですが、

 

婚期が遅れることは、悪いことではないと思いました。

 

 

やはり、大学院に行くことで、婚期が遅れるとは思いますが、自分の専門知識や成長に繋がることで、自分の価値が上がっていると思っています。

 

この自分の価値を上げた状態で恋愛すると、やはり自分の価値に見合ったお相手が近くに寄ってくると思います。そのため、以前の自分よりもレベルの高い男性と、知り合い、対等に話すこともでき恋愛もできるようになると考えます。

 

レベルの高い男性は、レベルの高い女性を求める傾向もありますので、結婚相手のレベルを上げるにも、大学院にいくことは良いことだと思います。

また、研究生活では深く考えることも多いので、恋愛に関しても、深く考えられるようになり、自律した女性になれた気がしています。

総じて、恋愛においても、自分は成長できると感じているので

学部の時の感じていた「婚期が遅れるのが嫌」といった感情は、今ではないです。

まとめ

 

やはり、大学院に行って損はないと思います。

しかし、しっかりと自分の人生を考え、自分はどうなりたいのかを考えた上で、選択することが大事だと思います。ここを考えずに、大学院に行くと、学生のノリで過ごしてしまい、学びのない2年間になることにもなります。

また、学生ノリで生きていきたいと考えている人であれば、大学院にはいかない方が良いと思います。学費は高いので、しっかりと学ぶ意思を持って大学院に進む事が大切です。

自分の考えを、しっかりと持ち、大学院進学を決めましょう!

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